Native ApplicationsはC言語を使用して開発することができ、デバイス固有の機能(カメラ、GPU、加速度計など)にアクセスできます。
Native APIを使用し、Linuxでのメモリ管理とパフォーマンスのメリットを提供します。幅広い機能をカバーする数十のAPIモジュールを含むため、現代のモバイル機器やウェアラブル機器に見られるハードウェアの多くのインターフェースを提供し、限られたリソースに合わせた環境で実現します。
Web Applicationsは、デバイスに保存されますが、HTML5, CSS, JavaScriptなどのWeb言語を使用して構築されるWebサイトです。Tizen Web Frameworkを使用してNative Subsystemsとやりとりします。
Web APIを使用し、標準のWebサイトのような構造になっており、Web開発者でも容易にアプリケーションを作ることができます。
.NET Applicatonsは、世界中のテレビ、ウェアラブル、モバイルデバイスその他多くのIoTデバイスを含む5千万のSamsungデバイスで動作するTizenOSのアプリケーションを開発する新しい方法です。既存のTizenF/Wは、管理されたランタイムの利点を持たないCベース、またはCベースのソリューションよりも少ない機能と低いパフォーマンスのHTML5ベースのいずれかです。
Tizen .NETを使用すると、C#と共通言語インフラストラクチャ標準を使用し、管理されたランタイムの利点を活用して迅速なアプリケーション開発を効率的で安全なコード実行を実現できます。
公式の説明をそのまま持ってきました。
これだけを読むと、.NET (Visual Studio)での開発に惹かれます。
最近ではmacでもVisual Studioを使用することができますし、やはり何と言ってもモダンなIDEを使いたい!(笑)
それぞれの環境で開発するためのIDEや拡張機能について調べて見ました。
開発ツール
Tizen Studio
一番はじめに目につくのはやはりTizen Studioですね。
このIDEはEclipse基盤のIDEになります。
このIDEでは、Native ApplicationとHTML5基盤のWeb Applicationを開発できる環境を提供しています。
統合開発環境ですので、ビルド・デバッグ・プロファイリング・エミュレーターなど周辺機能も備わっていますし、sampleも豊富です。
Visual Studio Tools for Tizen
Tizen .NETアプリケーションを開発できるようになる拡張モジュールです。
VIsual Studioのすべてのバリエーションで動作する拡張モジュールのようです。
エミュレータなどのいくつかの機能は、Tizen Studioの機能を使うので、結局Tizen Studioもインストールするはめになりますが、多少ハードの容量を圧迫してもモダンなIDEが使いたい!
が、ここで注意が必要です。 Visual Studio for Macではできません。Windows Only
Visual Studio for Macは厳密にはXamarin StudioなのでVisual Studioのモジュールは受け付けません。残念。。
Visual Studio Code Extension for Tizen
こちらもTizen .NETアプリケーションを開発できるようになる拡張モジュールです。
Visual Studio Codeは、最近Web界隈で流行りのコードエディタですね。
自分も愛用しています。
VSCodeはIDEではなくエディタなので、これを使用して開発するにはそこそこの準備が必要になります。
- .NET core SDK 2.0以降
- Node.js
- Oracle Java 8以上
- Tizen Baseline SDKまたはTizen Studio
- Visual C#のMicrosoft C#拡張
これだけいれるならVisual Studioを入れた方がなんとなくお得な気がしますが、Windows Onlyです・・。
0コメント