Visual Studio Code Extensionのインストール方法です。
この方法は、若干周辺のツールを多く揃える必要がありますね。
VSCodeがIDEではなくエディターだからでしょう。
前提条件
Visual Studioの拡張機能の時は、ちゃんと確認せずにやってしまい、途中で行き詰まってしまいましたが、今回は初めに条件をチェックしておきます。
公式に書かれている条件は以下の通りです。
OS
- Windows®7/10(64ビット)
- Ubuntu 14.04 / 16.04(64ビット)
- macOS 10.12(Sierra)以降
macOSの文字が!!それだけで満足ですw
必要なツール
- NET Core SDK 2.0以降
- Node.js
- Oracle Java 8以降
- Tizen Baseline SDKまたはTizen Studio
- Visual C#コードのMicrosoft C#拡張機能
それと、当然ですがVSCodeがインストールされていなければなりませんね。
VSCodeはこちらからダウンロードできます。
拡張機能のインストール
VSCodeを立ち上げ、左のアクティビティバーから拡張機能のタグを開きます。
「tizen」と検索すると以下のように2つがヒットしますね。
- Tizen .NET
- tizentv
下のものはTizen TVと書いてますね。なので、Tizen .NETをインストールします。
(ところどころハングルが見えますが無視してくださいw言語設定を韓国語にしてるので・・)
インストールが環境したら、リロードをします。
すると、左下に(VSCodeのバージョンによっては違う位置に出ます)
「すでにインストールされたTizen Baseline SDKを使用しますか?」
的なアラートが出るので、「YES」を押します。
(ところどころハングルが見えますが無視して..(ry
と、ここでエラーがでました。。
Java 10が反応してしまったようですね。。TizenはJava 8か9なので、JAVA_HOMEを変更する必要がありそうです。
JAVAのCurrentバージョンを1.8に変更して、もう一度リロードします。
※ JAVAのバージョン変更はこちらを参考にしました m_ _m
なんどかリロードしたり、VSCodeを終了して起動し直したりしているうちに、拡張機能の使用する準備が完了したとのアラートがでました!
(ところどころハングル..(ry
VSIX拡張モジュールのインストール
ここではまりました・・。
公式には、
とあり、VSIXファイルをダウンロードしてきたら拡張機能のメニューにあるVSIXからインストールをしてねって書いてあるのに、VSIXファイルの場所を書いてありません。
また、さきほどインストールした拡張機能の「Tizen .NET」の説明文にも同じようなことが書いてあり、ここにはVSIXのインストール方法が2通り書いてあります。
- VSCode MarketPlaceから"vscode-tizen-csharp"をDownload & Install
- gitからレポジトリをcloneしてInstall
MarketPlaceはこちらなので、ここで探して見ましたが、tizenでヒットするものは先ほどと同じ.NETとTV関係のやつのみ。
VSCodeではなくてVisual Studio用のExtensionがあったので試しにそっちのvsixファイルをダウンロードしてInstallして見ましたが、やはりエラーがでて入らず・・。
しかたないので問い合わせしたところ、VSCodeのMarketPlaceの「.NET」の方で合っているとのこと。
URLをよーーーく見てみると、"vscode-tizen-csharp"の文字が!
さらに、説明文にはRelease Tagからダウンロード的なことを書いてますが、正確にはReleaseではなく、Resource!
ここにありました・・。
クリックするとvsixファイルがダウンロードできますので、VSCodeの拡張機能のメニューにあるvsixファイルからインストール的なやつでインストールします。
ここで、もういちどSDKの設定をしておきます。
コマンドパレットで、"tizen install"と打つと、Baselink SDKのパスの設定的なことを実行してYESを2回ほど押しておきます。
HelloWorld
ついに!HelloWorldいきましょう!
プロジェクトのルートディレクトリを作成し、VSCodeで開きます。
コマンドパレットを開き「tizen create」と入力すると「Tizen .NET〜」という項目が現れるので選択します。
次に以下のテキストが現れるので、一番上の「〜ElmSharp」選択します。
選択するとプロジェクト名の入力を促されるので、適当に「hello-world」とでも入力してEnterします。
アラートで、.NET Coreがどうとかいろいろ出てきますが、YESとRestoreを押していろいろ入れてやります(ちゃんと見てないOTL)
すると一応、エラーが消えてプロジェクトの作成が完了しましたw
ここで一旦Buildしてみます。
コマンドパレットに「tizen build」と入力します。「Build a Tizen .NET project」と出てくるのでそれを選択します。
.slnか.csprojのどちらか?みたいなことを聞かれるので、.slnを選択しました。←スクリーンショット撮り忘れましたOTL
どちらでも問題はないようです。
ビルドに成功すると以下のような出力が出ます
ビルドした結果、パッケージファイルが生成されていると思います。
先ほどの出力結果にその位置が書かれています。拡張子は「.tpk」です。
たぶんTizen Packageでしょう。
なにも設定していなければ、私と同じ場所に落ちていると思います
{root_directory}/hello-world/hello-world/bin/Debug/netcoreapp2.0/org.tizen.example.helloworld-1.0.0.tpk
このパッケージをエミュレータで実行してみます。
実行コマンドは「tizen run」なのですが、先にemulatorと繋いで、DeviceのInstanceを立ち上げておかないとDeviceが見つかりませんとかでエラーがでます。
コマンドパレットに「tizen emulator manager」と入力し、選択します。
エミュレータが立ち上がったと思います。
Launchします。
もし黒い画面に文字がでた状態で止まっていたり、うまく起動しない場合は、仮想化エンジン周りの設定をしたかどうか確認して見てください。
こちら 「Emulatorの設定」の項を参照
起動したら、VSCodeに戻って、コマンドパレットに「tizen run」と打って、
「tizen .NET : run a tizen .net application on the tizen device」を実行します。
Hello Worldならぬ、「Hello, Tizen」が表示されました!
ここの内容は、helloWorld_App.csにありますので、ちょっとだけ修正して、tizen build & tizen runしてみます。
変更した文言で起動できました!
これで、VSCodeでの開発環境が整いました。
エディターなので設定がいろいろと大変でしたが、.NET環境を使えるのは大きいでしょう。
本当はVisual Studio for Macを使いたかったですが、、、そこは今後のアップデートに期待です。
まぁいろいろ設定が本当に面倒ではあるので、素直にTizen Studioを使うのも悪くないと思います。Sampleやノウハウも豊富ですしね。
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